以前にも書きましたが、sound sepher初の歌物で、いきなり配信されるとは思ってませんでしたので、
感無量です。
僕は基本的にインストゥルメンタル（歌が無い音楽＝インスト）メインで活動してきたもので、
歌モノを書いた経験というのは、片手で数える程しかありませんでした。
経験がないという事で、当然「歌を作らないか？」という誘いもあるはずがないですから、
余計になかなか機会に恵まれる事もなく。
それなら個人で作ればいいじゃないか、とご指摘される方もいらっしゃるでしょう。
しかし仕事が多忙を極め、（忙しい時は月に60曲書いていました）個人の活動をする時間も取れず、
なかなか「歌を作る」という目標は達成出来ませんでした。
そんな中、水面下でたくさん歌モノを調べたりして、勉強と研究自体は行なってきたのですが、
そういう流れもあって、「歌モノが書けない」というコンプレックスは、大きく自分の中に残り続けてきました。
そこで、所属していた会社を退職してフリーになったら、必ずやろうと思っていた事のひとつとして、
「歌モノを作る」事をずっと計画していたのです。
フリー以後も有難い事に各方面からお仕事を頂いたり、別の企画を進めていた事もあって、
なかなか実現出来ませんでしたが、今年になって、M3合わせでようやく時間を取る事が出来て、
念願のオリジナル曲のフルアルバム制作を開始しました。勿論、歌モノ収録前提です。
そのタイミングで、ちょうど以前から思い描いていた”理想のボーカルさん”の声質と
完全一致するひななたさんと巡り合う事が出来たのは、本当に奇跡でした。
そうして拘りの全てをぶつけ、仕上がった曲が「幻葬楽園」です。
更に運の良い事に、”理想のボーカルさん”の声をボカロ3化した、「蒼姫ラピス」の発売を聞きまして。
渾身の一曲として仕上がったこの「幻葬楽園」をたくさんの人に聞いて欲しいという思いもあって、
蒼姫ラピスとひななたさんのコラボ曲として、ニコニコ動画にアップしたという流れなのでした。
そのくらい歌モノはコンプレックスだったので、カラオケ配信というのは、
ずっとずっと憧れであり、夢であり、目標だったので、思い入れのあるこの曲が配信されるのは、
10年近く蓄積してきたそれら全てが叶った瞬間でした。
本当に、感無量です。
これも、「幻葬楽園」を応援してくださった皆様のおかげです。ありがとうございました。
是非JOYSOUNDを選べるカラオケにお越しの際は、「幻葬楽園」を歌って頂けたら、
それ以上に嬉しい事はありません！
これからも、sound sepherをどうぞよろしくお願いします。
